進学塾に通っている子が息子のクラスに結構いる、と聞いたのはつい最近のことだ。まだ4年生なのに?と耳を疑ったが、この辺りは教育熱心な親が多いという噂はどうやら本当のことらしい。小学生のときはもちろん、中学高校でも塾通いをしたことがなかった私には進学塾がどんなところなのかもわからないけれど、つくづくイマドキの子供は大変だなと思う。
進学塾というからには、中学受験を目指して勉強しているのだろうか。以前にテレビニュースの特集で、大手進学塾に通う小学生を取材していたのを見たことがあるが、みんな立派な将来の夢を語っていたりして驚いた。あれはやっぱりごく一部の子で、うちの子も含めて大多数は「今晩のおかずは何かな?」とか「あのゲームの攻略法は・・・」なんてことを考えながら毎日過ごしているものだとばかり思っていたのに、これだけ進学塾が浸透しているとなるとちょっと焦ってしまう。
進学塾に友達が通い始めても、息子は気にも留めていないようである。別に勉強する気はなくても友達が行くから自分も・・・とならないのは、周りに流されないってことで親としてはちょっと頼もしく思ったりもする。が、塾だけに、友達に流されて行ってみて、自分で勉強する習慣でもついてくれればそれも良しなのだが。
進学塾に通うとなれば当然お金もかかるし、できれば通わなくてもそれなりの成績を残してくれれば万々歳だけれど、そこまで期待したら子供がかわいそうだ。せめて小学生のうちは勉強勉強と言わずに、思いっきり遊んで欲しいと思う。でも子供の将来を考えれば考えるほど、今のうちから塾通いをさせる親の気持ちもわからないでもない。名前の知れた学校に入って有名企業に就職して欲しいわけではないが、なんにせよ勉強する習慣がつくならばそれだけでも将来的には役に立つに違いない。
進学塾とは今のところ無縁の我が家だが、中学はともかく、高校受験の時にはお世話になることもあるかもしれない。が、今日も「ただいま」もそこそこにランドセルを放り投げて外遊びに飛び出していった息子の背中を見るに付け、これはこれでいいか、となんとなく安心してしまうのだった。